長谷川と私

お給料日直後だというのに、そして新宿勤務もいよいよ終わるというのに、それこそ脇目も振らずに急いで帰宅した。なぜなら今日ははせがわりんの登板日だからだ。一昨年はなんとなく帳尻を合わせたものの、昨年はたったの3勝、なんなら夏場以降はとんと姿を見なかったはせがわりんだが、今年は上手い具合に先発ローテーションの座を射止め、それでもまあ6番手という位置にいる。今日は2回目の登板日であり、ツダスタでの試合=初回ははせがわりんから投げるということ。さすがに18時のプレイボールは間に合わないかもしれない、それでも急がないわけにはいかなかった。なぜなら(繰り返すが)はせがわりんの登板日だからだ。うっかり遅れることがあるものなら、もうはせがわりんはマウンドにいないかもしれない。いくらベイが最下位であったとしても、内川をはじめ若手が育ってきている(石川とかルーキーの山崎とか)2、3人に打たれればベンチはすぐさま動くであろう。そうなってからでは遅い。
帰宅して慌ててテレビをつけたら、1回ウラのカープの攻撃であった。ベイに得点はない。おお、はせがわりん。わたしは間に合ったよ。なんやかんやでカープの攻撃が終わると、背番号42がマウンドに上がる。今年は後ろ髪短いんだな。つか、茶髪じゃないのか? どういう風の吹き回しなんだ。そんなわたしの心中をよそに、なかなかよいストレートを放っていた。今日は期待してもいいのかい……? 実況担当もしきりにはせがわりんがまだ失点していないことを強調している。試合は栗原のツダスタ初本塁打でやや盛り上がるが、なんとなく攻めあぐねている間に6回がやってきた。ワイルドピッチなど自分のせいでどんどんペースを乱していくはせがわりん。あんたって本当にそういうとこあるよねーなどと思いながら、同点にされるところを見る。案の定この回で降板(7回からは梅津登場)
ああ、もう本当にいつになったら安心してピッチングが見れるようになるんだ。なんだっていつもそんなこんなでわちゃわちゃとしてるんだ。ツメが甘いっつうかなんつうかもう、大体13年目で強化指定選手になるとかありえないんだけど。まったく!!!


それでもわたしは長谷川が好きだ。(たぶん)カープのピッチャーの中でいちばん厳しく見ているけど*1、わたしからすれば長谷川が好きだということが最大の甘やかしなのだ。

*1:基本的に誉めて伸ばしたいタイプなので。