新しい詩を読みながら想像せよ

時折恥ずかしいくらいの嫉妬に似た感じの良くない感情にがんじがらめになり、意地悪で救いようのない言葉でこころのなかがいっぱいになって、ものすごく自分に落胆することがある。どうしてわたしはまず最初に意地悪な言葉を思い浮かべてしまうのだろう。誰も幸せにならない言葉を思いついては、口に出しても出さなくても傷ついたような気持ちになるのは自分に他ならないのに、それでもやめることができない。せめてそれを口に出してしまうことで、わたしが少しでも満たされればいいのに。結局当たり障りのない、温度の低い言葉を口にしてその場をごまかしてしまう。わたしはやさしくない。なにもしないわたしはなにを恐れて、なにから傷つきたくないのだろう。