興奮の坩堝

２００４年６月、ナポレオンズ北の大地を踏む。

前乗りをしたゆうちゃんと寝ぼけ眼で羽田空港に向かい、午前８時に我々は機上の人となりました。どちらもびっくりするくらい飛行機が嫌いで、憂鬱さ満開。出来れば気を失うように眠ってしまいたかったのですが、そうもさせてもらえず（でも１５分くらいは寝てやった）きたろう袋を切り開いて絵などを描いたりしながら遊んでおりました。
そこで機内のモニタに映し出されたCOACHのバッグが目に留まり、異常なまでにテンションの上がったナポレオンズはすかさずフライトアテンダントを呼び寄せ、気が付いたら購入する旨を告げていました。しかも所持金などロクに持っていない我々は、あたしのカードでお買い上げ（やりすぎ）

すでに何をしに北海道まで脚を運んでいるのかよくわからなくなっている我々は、新千歳空港駅でよこさいのオレンジカードを買い（即使用）ＪＲ快速で札幌まで。「恵庭」が「茂庭」に聞こえるくらいにはバカになっていました。だって家からアディダスのマッチデイＴシャツ着込んでるくらいだもん、そりゃアタマもおかしいよ（自棄）
エスタにあるＧＡＰにふらりと立ち寄り、５００円でキャミソールを購入。ゆうちゃんのもの凄い嗅覚に脱帽。や、未だにキャミなんか着れる体型じゃないんだけどね……（遠い目）

荷物だけでも置かせてもらおう……とお世話になるホテルに顔を出すと、なんとそのままチェックイン！（グッジョブ！）
しかし客室は１９階（…）遥か遠方に大倉山（らしきもの）が見える……うーん、ここは札幌だ。駅からも非常に近く、綺麗なホテルでナポレオンズ感激。
いそいそとＴシャツを脱ぎ、買ったものに袖を通すと颯爽と札幌の町へ繰り出すＪ！　目指すは夢の北海道大学！（我々は「動物のお医者さん」が大好きなのです）

北大の前に拝んでおいた時計台。やっぱりその姿は美しい。

駅前交番で「北大にあるクラーク像は本物ですか？」と質問するも、地元の人間はやっぱり見に行かないのか「わかりません」と言われた我々、けれどもモチベーションはあまりに高く、いつの間にか学食でランチをすることに。
初めて足を踏み入れた北大は広かった……ハンパねぇ。
たくさん学部があって、それだけ敷地も広くて、でもって校舎も綺麗だったので「儲かってんだな〜」と俗物丸出しの感想を抱いてみたりもしましたが、学食は素朴で（当然セルフです）とり玉カレーを食してみました。めさ辛くて美味い！
敷地内で、クラーク像（胸像のがいた）、新渡戸稲造像、ポプラ並木などを拝見し、購買を冷やかしたあととりあえづホテルに戻ることに。歩き疲れた我々は途中、ケーキとコーヒーを買ったのですがもう最高においしいケーキでございました。CASSEROLEというお店なのですが、一度は食べてみるべし！

ホテルで若干だらけたあとは、東豊線に乗り福住駅下車。
目指すは札幌ドーム……と行きたいところですが、我々にはまだ夢の続きがありました（原辰徳風）ポンデリングを買い込んで、羊ヶ丘展望台行のバスにゆられること１０数分……そこには夢にまで見たクラーク像が！　あとやたらとひつじ！

少年よ、大志を抱け。

ちなみにクラーク像の背後には奇妙な形をした札幌ドームが見えます。浮かれきった我々はよくわからないキーホルダーなどを購入し、再びバスに揺られてついに今回のメインイヴェントである札幌ドームでのサッカー観戦となりました。
隣接するショップでは何故かカープのステッカーを買い、景気付けにＪリーグカードも買ったら野澤が出たよ！　めっさ縁起がいいじゃ〜ん！　あとはそんなにぱっとしなかったけどね（…）
ドームは非常に綺麗でした。カテ１なんていい席で観戦しましたが、でーれー急斜面を上らされるのには閉口。しかしピッチは良く見えるし、致し方ないね。

試合に関しては割愛しますが、マリ代表のユニはかっこよかったです。まるで五井駅みたいでした……（ラスタカラー……）（しばらく行ってないから今はどんなだか知りませんけども）
コンサ出身のこんこんはコールが大きかったですね。サブだったのに。次点で道産子のもさかな。でも全体的にコールが少なくて、つまんなかったな〜。地方でも頼むよ！

ツワモノどもが夢のあと。
この先いつ札幌ドームでサッカーを見るなんてわかんないもんね。そう思うと感慨深いし、いい経験でした。コンサもなぁ……本当にぱっとしないからやんなっちゃうなぁ。

試合後はあまりのヒトの多さにげんなりし、タクシーでテレビ塔まで戻る。電気の消えてしまった姿にはちょべっと残念でしたが、あたしはどうもこういう塔みたいなもんが好きだ。
ゆうちゃんの熱い希望によりラーメンを食したあと、ローソンで買い物をしてホテル着。入浴後に飲酒し、今年も火曜日だったせいか「おにぎりあたためますか」を見て、就寝。１時過ぎ。

翌日はすべてが時間通りに進み、「具はラーメン」も食べれて良かったです。新千歳に向かう車内で、結婚するなら茂庭がいいんじゃないかという話でひと盛り上がりをしたせいか、飛行機の中では死んだように寝ていました。なんか気が付いたら羽田に着いてた……。
さすがにもう買い物はしませんでした（…）