人の恋路を邪魔する奴は 窓の月さえ 憎らしい

つまりは家城さんは最初から10を作り出す人間で、林さんは与えられた状況から10を導き出す人間なのではないかと思うのです。繰り返し述べますが、10への過程が違うことが重要なポイントになるのです。
カリカのコントは非常に良く出来た偽家城世界です。
本物の家城世界に住むことが出来るのは当然のことながら家城さんだけで、林さんはその世界をとてもニュートラルな状態で見ているほかの世界の人間になります。けれども観客であるあたしたちはその家城世界に住む家城さんと、それを見る林さんを重ね合わせてカリカだと認識しています。
家城さんの住む世界は、大変複雑なところです。
誰しもが単純ではないことくらいわかってはいますが、複雑すぎる人間はそう多くはないと思います。または複雑だとしても、それを表現する術を持たず、また複雑であることすら気が付かない場合もあるでしょう。
複雑な家城さんは、林さんを使ってその世界を吐き出しています。時には悩みながら、時には笑いながら。カリカのコントはシュールではありません、ただ想像力を余分に必要とするだけです。
やはり『オンリーワン』である、という認識に間違いはないと思います。
片方はその世界に人間を合わす、片方はその人間に世界を合わす。勿論全てが全て、そのように物事が動いているわけはありませんが、簡単に住み分けをさせるとそうなりました。
なんにせよ10出来ることは素晴らしいですね。


無職5日目。
今日はレディスデーを利用して「四月の雪」を見ちゃったよ。ぷぷ。
まぁ悪くなかったですよ。でも1000円だから観る映画でした。しょうがないじゃん、ストーリーもなんかよくありそうな感じだし、韓国映画にはあまり期待していなかったし、なにしろペ様に興味ないし。
新宿に出たついでに時間も良かったので5じ6じも見てきました。
菊地智義のためにお金を払って、いい年した女子がひとりで観劇。しかもキートン様で爆笑。リターンズのほうが面白かったと思うのは、あからさまな贔屓目とあたしが保守的だからでしょうか。勢いだけで笑わせるのはあまり好みではないのです。ああ、でも新顔(※自分の中で)だったゆかいパンはかなり面白かったです。本当にゆかいな笑いを提供してくれました。
それにしてもポテト少年団
あたしは大好きですよ。もういつだって見ていたいトリオです。