恋とまんじゅうは破れたほうが美しい

(SNA席置きのパンフレットより)


まるっと白紙にして、何事もなかったかのような週末でしたが、やっぱり涙にくれていました。あたしの涙腺にはもはや制御機能など作動する隙も与えない状態です。破れたほうが美しい恋は、元旦まで続いてくれたらいいと思います。


天皇杯5回戦。
長崎県立総合運動公園陸上競技場はぱっと見に長崎市内にありそうですが、諫早市にあります。一言でいえば辺鄙なところにありました。笠松を思い起こさせてくれました。
あたしが長崎まで行った理由は勿論たった一つ。
相馬直樹の最期をこの目で見届けるため。負ければあとのないトーナメントにおいては、どこでやろうとも大事な試合です。縦にシーマン1人分、横にシーマン2人分の横断幕を持って、長崎の地に降り立ちました。


スターティングメンバーは以下の通り。

GK:シーマン
DF:宏樹たん/周平/みの
MF:直樹/けんご/谷口くん/勇介/マルクス(→はらたく様)
FW:がなぴ(→3番様)/フッキ(→くろ)

交代メンバーを見ておわかり頂ける通り、やっぱり隆の戦術はよくわかりません。120分戦うのにはどうしても不安定になってしまう布陣でした。3-6-1というか、3-5-1-1というか、なんなんでしょうね。ボールを奪う選手、ボールを供給する選手、ボールをキープする選手、ボールをゴールする選手、それぞれバランスよく配置されないと、ピッチにいる選手だって困惑するのではないでしょうかね。
もし、その11人のメンバーそれぞれが「自分のするべき仕事」について考えてプレーをしろ、というのならその機会を与えるべき時を誤っていたと思います。もし、11人が監督の指示通りに動けというのならば、あまりに曖昧すぎる采配だったのではないでしょうか。
あたしは関塚隆という監督が好きですが、その仕事っぷりはあまり評価していません。これはもう鹿島時代に監督代行をやったときからずっとです。でもだからどうしたって話ですよね。
だってフロンターレの監督は関塚隆ですから。勝てばいいんです、今年いっぱいは。


とにかくあたしの失われた恋はまだ破れていません。
フロンターレに恋をした、全てのサポーターにはまだ試合が残っています。
必ず訪れるあたしの恋の終焉に向けて、今はただ辛い気持ちを我慢しながら、その恋を埋める小さな墓場をこしらえるほかないのです。咲くからには枯れる。もうここまでするのはこれが最後です。
クリスマスイヴに埼玉でお逢いしましょう。
あたしは悔いることも恥じることもなく、命果てるまでという覚悟で馳せ参じますよ。あたしには、あなたがいればじゅうぶんです。全部あなた次第、最後まで笑っていてくれれば、それだけでしやわせ。