今年も彼らがやってくる

新春浅草歌舞伎を観てきましたよ。
本日のお年玉<年始ご挨拶>は亀治郎兄さん。今年もかなり笑わせて頂きました。なんつっても芸が細かい。あの携帯電話は本人私物なのでしょうか。初めは「今年はそんなでもないか〜……」なんて思いましたが、すっかり笑わされました。ああ、参った参った。
演目は仮名手本忠臣蔵五段目六段目と蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)です。2つ目は亀治郎兄さんの六変化ですので、本当に今日は澤瀉屋デーでございました。
この六変化は中村屋兄弟も出てくるのですが、お兄ちゃんのお召し物がとても素敵です。なんだか憎めない3人組が右往左往させられている様は、微笑ましいものがありました。あとわっさわっさと吐き出される蜘蛛の糸は圧巻(そして苦笑)です。


そして着物で歌舞伎の日でもあったので、バカさんに魔窟までお越し頂いて、フランス大会などのビデオを流しながら着付けて頂きました。ありがとうございます。和装のときはもう少しお行儀よく出来るように気をつけます。だってさー、なんか着慣れない風に見られるのが嫌なんだもん。
会場にはめんこい和服男子などもいて(観客ではない)にやにやしてみたり、自分の着ているものが若さに欠けるな〜と思ってみたり、終演後には演者さんからのご挨拶があったりと来年も是非!と思う満足な1日でした。
ご挨拶は凄かったね〜……男女蔵兄さんってああいうキャラだったのかぁ……。


やはりお正月なので、華々しい演目がいいですね。
先日は1部だったので、忠臣蔵で終わったのですが後味がよろしくありませんでした。鳴神も悪くはないのですが、ふたりしか出てこないのでなんだか物足りないし。やはり今年は2部がおすすめ。もう1回くらい見に行きたいです。地味にチャンスがあるので、前向きに検討したいと思います(ちなみにお年玉は獅童くんでした)
新春浅草歌舞伎:http://www.ntv.co.jp/event/kabuki/