どう死んだかってことより、どう生きたかってことだ

みなさまの「新選組!」は無事終了致しましたか?
本放送では涙を流す隙もなかったのですが、再放送では涙腺決壊。まさに号泣。ホントにニクいよ、三谷幸喜……素晴らしいキャスティングは勿論のこと、脚本もやっぱり良かった。ここまでこころから入れ込んでしまったドラマはないね。DVDだけじゃなくて、ノベライズもしてくれないかしら???
職場で山口さんとも話してたんだけど、なんか新撰組関連の本を読んでても、すごい違和感を感じちゃうのね。歴史的事実はどうであれあたしはこの大河ドラマで語られた新撰組が1番好きだわ。そして、隊士全員が愛しい。尾形、小関あたりのサブのまたサブキャラだった隊士も、後半物凄く良かったと思う。左之介が木の上で大声を上げて走り去ったあとの尾形の痛快そうな笑顔。土方が先に死んでいったもののために戦い続けるんだと言い放ったあとの小関の決意に満ちた顔。最終回の収穫かもしれない。あと、容保公から虎徹を受け取った時のオダジョー! 最高にかっこいいじゃないの。さすが三番組の組長様だよ!(こいでみさんは単なるオダジョー好きです)


最後に本当に簡単なダイジェスト的なものが流れたけど、みんなの顔つきがはっきり変わっていくのがわかったし、1年間同じ人物を演じ続けるというのは、俳優さんたちにとってもものすごい財産になっているんじゃないかな。俳優ってすごい職業だよね。他人を感動させるのって、そんなに簡単なことじゃないもの。
次にまた会うときにはもう隊士じゃないけれど、それでもきっと甘酸っぱい思いを抱えてその姿を見ることになるんだろうな。決して役柄と重ね合わすような真似はしないけれど。


年末の特番が楽しみです。
「あなたのアンコール」では第33回「友の死」が放送されるそうですよ。この回だけは「新選組!」に興味がなかった方でも、見ておく価値があると思います。あたしは標準録画で保存してありますけどね。つか、DVD申し込んじゃってるしね。
この死ぬ間際の堺さんは息を呑むほどの美しさ。静謐といった言葉がぴったりって感じ。正直最終回より泣いたのはこっちだからなぁ(っていうか、あんた毎週泣いてんじゃん)近藤がどう「生きたか」と問われるなら、山南はどう「死んだか」ってところに焦点があると思う。あ、また泣けてきた……。


毎週毎週「新選組!」話にお付き合いくださったやまちゃん、保科さん、お兄様には感謝感謝。まだまだ語りつくせていないので、時間を設けて是非!(まだ喋るのかよ……)