look up to the sky

空がこんなに青くても、あたしの居場所は変わらない。
9月まで契約更新となった仕事は明らかにお先真っ暗状態で(実は中原さんも6月末で辞めることが判明)あたしはまたゆっくりとなにかひとつずつ諦めていく。確かに全部を手に入れようなんて、到底無理な話だということもわかる。問題は自分が納得しているのかどうか、という些細なプライド。
卑屈になってはいけない。だって、全部を捨てろと宣告されたわけじゃない。
ただ、掴んでいなければならないものが多過ぎて、気持ちが負けてしまうんじゃないかと怖い。負けちゃいけないと思う気持ちに押し潰されそうで怖い。
気持ちに浮き沈みの波があるのは当然だけれど、それが天国と地獄ほどの差を行ったり来たりするのはしんどくかなわん、ということを知っている。さあ、今はどのへんにいるのかな? まだ浮き上がれる? もう落ちていくだけ?


仕事のせいにすればいいんじゃないかなんて、どこまでもあさはかな考え。
ああ、空は憎らしいほど青いのに。
あたしは何をしたいの? どんな自分でいたいのかしら? わからない。